コミュニケーション – ベル・ウィンド

静岡焼津市の心理カウンセラーのブログ

セラピスト、サイコカラーアナリスト 伊佐野 吉枝
ベル・ウィンド
日本アンリミテッドセラピー協会

2023/11/07

コミュニケーション

近頃、コミュニケーションのスピードが速すぎると感じる時がある。
現代人は多忙ゆえに、仕方のないことかもしれない。 
しかし、何とも気が休まらない。
ここ数十年で、人々がどんどん「早口」になっている。
そう指摘したのは、小説家の古井由吉氏。
時間の流れが速くなり、結果 「聞くのも話すのも刹那的」
最近の会話は「言葉に対して反応を繰り返しているだけ」
と危惧した。
相手の言葉に反応できているうちは、まだいい方だろう。
最近、テレビの討論番組を見た。ある登壇者が相手の発言をさえぎり、持論をまくしたてていた。まるで耳がふさがっているようだ。
 「言論嫌いは人間嫌い」
に通ずる、とのソクラテスの警句を思い起こす。
米ボストン近郊にある対話センターでは
  「ダイアログ・ナイト(対話の夕べ)」が好評だ。
毎回あるテーマをもとに人々が輪になって語り合う。
時には沈黙もある。その沈黙の奥にある、声にならない声まで
耳を傾ける。そこまでして初めて、対話という「人間尊重の営み」
は成り立つ。参加者の実感である。
スピードが求められる現代社会。私達の対話は、心が響き合う
安心の速度 を守りたい。